意欲や快楽を司るため、脳内麻薬とも言われる「ドーパミン」
私たちになんとも言えない気持ちよさや幸福感といったものを味わわせてくれる脳内物質です。
それがどのような時に出るのかを知っておくことで、自らの幸せやモチベーションを考える上で役に立つことが多いです。
そこで今回は、このドーパミンを出す方法をまとめて紹介していきたいと思います!
悪用厳禁です…
それでは早速いきましょう!
脳内麻薬ドーパミンの11の出し方
美味しいものを食べる
美味しいものを口にした時の幸せや幸福感は計り知れないものがありますよね。
「美味しいものが食べたいから、それ以外の時間も頑張れる」という方も多いのではないでしょうか。
「食」は私たち人間にとって無くてはならない要素です。
そのためこうした時にドーパミンが出るようになっているんですね。
特に甘いものを食べた時には、本能的にドーパミンが出て大きな快楽を感じることができるようになっています。
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運動をする
運動も人間にとって根元的なものであるため、することでドーパミンが多く分泌されます。
古くは狩りによって食料を獲る必要があったため、この性質が私たちの遺伝子に組み込まれているのだとか。
歩く、走る、筋トレなどの運動をした後に、気持ちが晴れ晴れとした気分になるのはこのためなんですね。
気持ちよさを感じるだけでなく、健康や生産性をもあげてくれる運動は習慣にしない手がありません。
オーガズム
パートナーとの良い性交渉を持てたり、オーガズムに達した際にもドーパミンが分泌されます。
恋愛をしたりキスをした時にも分泌されるようですが、それらも結局の所ここに行き着くのが目的でしょう。
やはり種の存続という人間の生物としての本能に基づく快楽なので、その度合いもかなり大きいものになんだとか。
歴史的にもこの快楽に溺れて自らの身を滅ぼした人物はごまんと存在します。
なんなら現代の社会においても、このために不祥事を起こして世間から叩かれるなんて例もよく見られます。
強烈な魅力があるものだからこそ、うまく距離を取りながら満たしてやるのが大切になります。
音楽を聴く
少し意外かもしれませんが、音楽もドーパミンの分泌に繋がることがあります。
好きな音楽を聴いていて鳥肌がブワーっとなる経験をしたことがある方も多いのではないでしょうか。
あの時に脳内ではドーパミンが出ているんですね。
音楽もやはり大昔からあり、人間には無くてはならないものの一つです。そのためこうした心地良さを感じるのではないかと考えられています。
音楽に合わせて動くダンスは、この音楽と先述の運動の良いとこどりができるのでおすすめです。
お酒を飲む
アルコールを摂取することでドーパミンが出ることは、割と広く知られていますよね。
お酒にはやはり独特の気持ち良さがあります。
しかし簡単でありながら大きな快楽を得ることができる飲酒は、依存を生みやすいという側面もあります。
こちらもうまく距離を保ちながら付き合っていかなくてはいけませんね。
自分の話をする
人間は自分の話をしている時には、性行為と同じくらいの快楽を感じるとも言われています。
普段は自分の中にあって鬱屈としたものを、誰かに聞いてもらうことで解放感を感じることができるんですね。
人と話しているとリラックスできて、心地良さを感じるという方も多いのではないでしょうか。
これを踏まえると、自分の話ばかりする人がいることやヤフコメやTwitterで論破合戦が繰り広げられているのも頷けます…
称賛を受ける
自分のしてきたことや存在そのものが褒められた際にもドーパミンが分泌されます。
承認欲求は軽蔑されがちですが、やはりこれが満たされると気持ち良さを感じてしまうのが私たち人間です。
こう考えると、SNSで「いいね」を稼ごうと躍起になっている人がいるのにも頷けます。
誰かに褒められることを求めすぎては自分を見失ってしまいますが、うまく距離を取って付き合うことでプラスの影響を得ることもできるのも事実。
目標達成、成功体験をする
何か物事を達成したり、いわゆる成功体験をすることでもドーパミンが出ます。
長らくがんばっていたこととが報われて、結果を出すことができた瞬間の気持ちよさは何とも言えませんよね。
またこの際のドーパミンにより、さらなるやる気や意欲を生み出すこともわかっています。
成功者の方がどんどん成功を重ねて行くのも、この好循環のループに入っているからかもしれません。
(仕事中毒になるのも気をつけたい所ですが)
新しい知識を得る
新しいことを知ることができた時にもドーパミンは分泌されます。
これはかつては新しいことを知ることが生存確率を上げることに直結したから、とも言われています。
「他の動物と人間の一番の違いは“好奇心”」
なんて言われたりするほど、私たちにとって新たな知識を得ることは大きなものです。
「勉強」というとあまり良いイメージがある方も多いかもしれませんが、それは嫌々やらされている場合のイメージがほとんどです。
自分の好きなこと、心から興味のあることについて自分から知ろうとすることは、実はすごく心地よいものであるということができます。
楽しみを待つ
何か楽しみなことを待っている間ってワクワクしてすごい楽しい気持ちになれますよね。
実はあのような時間にも脳内ではドーパミンが分泌されています。
その時の心地良さは「実際にその行動をしている時よりも大きい」なんて言われたりもします。
この最たる例が競馬や競艇などの賭け事や「TikTok」などのショート動画でしょう。中毒になってしまうのも頷けるものがあります。
良い結果を今か今かと待っている間はドーパミンがドバドバです。(もちろん当たった時もすごいですが)
このように何か良い結果を期待している時に私たちは幸せを感じることができます。
(参考)
計画を立てる
目標達成や成功した時にドーパミンが出ると先ほど述べましたが、実はそのための計画を立てる段階でも脳内ではドーパミンが分泌されています。
実際にやるかどうかは抜きにして、テスト計画や旅行の予定を立てるのは楽しいですよね。
これにもドーパミンが関係しているようです。
実際に大きなことを成し遂げるよりも、圧倒的に手軽にできる「計画する」という行為をうまく利用することで、日々の充実感を高めることができます。
そしてそれらを達成した時にもドーパミンが出るという好循環。
これは特にデメリットもないので、積極的に日常に取り入れてみては!
まとめ
今回は、ドーパミンを出す方法11個を紹介してきました!
ドーパミンは私たちの快楽や心地よさを司る脳内物質であるため、より良い人生を送るためには欠かせないということができます。
しかしだからこそ依存性があり、それにばかり囚われずにうまく付き合っていく必要があるのも事実です。
この記事が、皆さんがドーパミンとうまい距離を取りながらより良い人生を送る一つのきっかけとなれば幸いです!