漫画といえばパッとわかりやすく爽快な読後の作品もいいけど、ディープかつ複雑で味わい深い作品にはまた違った良さがありますよね…
一度読んだだけではなかなか理解しきれないけど、何度も繰り返し読むことでますますその面白さが深まる。
そんな作品がたまらなく好きでよく探しているという方も意外と多いのではないでしょうか。
漫画好きだからこそ読めば読むほど、その沼にハマっていくような深みのある作品。
僕自身もそんな作品が大好きで複雑な設定の漫画を何度も読み返しては、その深みにどんどんハマり一人でニヤニヤしたりしてます笑
そこで今回は、おすすめの漫画で世界観と設定が複雑でとても味わい深い作品5選を紹介していきたいと思います!
ディープで噛めば噛むほど味がするような漫画を探している方にぜひチェックしていただきたい内容です。
それでは早速いきましょう!
【読み返すたびに何度も面白い】複雑な世界観と設定がすごい漫画5選
HUNTER×HUNTER
休載期間が長すぎるでおなじみの「HUNTER×HUNTER」
それが許されるのは唯一無二の圧倒的な面白さを誇る伝説的な漫画だから。
まず「念能力」の設定がやばすぎるんですよね…
それまでのバトル漫画の全てを論理的に説明してしまい、その後の作品にも多大な影響を与えているこの概念が非常に緻密で圧倒的な面白さを生み出しています。
「四大業」やその応用、6つの念系統などどこまでも味わい深いものになっています。
それに加えて作中で登場するゲームやらも、これでもかというほど緻密に作り込まれていてやりこみ要素みたいなものが盛りだくさん。
そしてキャラひとり一人の設定や編ごとの圧倒的に複雑な人間関係、バトル時の心理描写など、とにかく細かく描写されます。
現在絶賛進行中の「王位継承編」は何から何まで入り組みようが凄まじく、一度読んだだけでその全てを理解することはまず困難です笑
そんな練り込まれた設定を誇るこの「ハンターハンター」は何度読んでも新しい発見や面白さに出会えること間違いなしの作品です!
ワールドトリガー
「遅効性SF」とも称される、独特の世界観と設定が魅力的なのがこの「ワールドトリガー」
ただの頭脳戦で片づけきれないような圧倒的な面白さがあります。
まず「トリガー」や「トリオン」などのこの作品独自の概念がとても丁寧に作り込まれていて、読めば読むほど面白さが増していきます。
これらがそれぞれの使用者の性質に応じた個別の形で展開されていくので、その全てを押さえるだけでも一苦労です笑
そしてキャラクターひとり一人の性格や心理描写まで非常に細かく描くのもこの作品の大きな特徴。
そのキャラクターたちを「集団戦」の中でそれぞれ思考させながら動かして戦わせるというはなれ技を披露していきます。
ただのモブキャラというものが存在せず、それぞれがしっかりと考えた上でバトルを行なっていくので一戦の「分厚さ」が他とは比較になりません。
作者の頭の中を覗きたくなるような入り組んだ構造が凄まじいです…
超絶面白いのにも関わらず意外と知名度は低めの作品なので、まだ読んだことがないという方は絶対に一度は読んで欲しい作品です!
進撃の巨人
間違いなく漫画史に残るであろう傑作「進撃の巨人」
物語が進むにつれてその世界観と設定の壮大さと緻密さに驚かされます。
大きく分けて「対巨人編」「対内政編」「対外界編」の三つの章に分けることができるのですが、章ごとに大きく話や登場人物が転換するため「今何を読んでるんだっけ?」となりがち笑
しかしそれらが全て大きな一つの線に繋がっていることに気づく瞬間がやって来るんですよね。そこでは細かな伏線が散りばめられていたことにも気づかさせます。
初見では頭の中で「?」を浮かべながらも読み進めていくと、後に全てが繋がり「初めからここまで考えられていたのか…」と驚かされること間違いなし。
それだけに読み返す際の面白さが尋常じゃないんですよね…
そして全体を通じてのメッセージ性まで備えているという内容的にも深すぎる作品。
こちらも絶対に人生で一度は読んでいただきたい作品です。
ジョジョの奇妙な冒険
芸術性すら感じさせる荒木飛呂彦先生の独特のタッチで描かれる「ジョジョの奇妙な冒険」
超名作ですが、やはりバトル漫画に革命をもたらした「スタンド」の設定がとても面白いんですよね。
勢いだけでやっているようにも思われがちですが、実はスタンドにもパラメーターなどのかなり細かな設定が付与されています。
これを抑えてから読むと、バトルをより理解することができ、一層面白さを感じることができます。
そしてシリーズを重ねるごとに能力の複雑さがどんどん増していくのも特徴的です。
最後の方はもはや常人には理解できないようなぶっとんだ展開が続きます笑
時間を止めてその中を動いてみたり、時の流れを逆行してみたり、パラレルワールドに移行したりとやりたい放題。
一度読んだだけでは「へ?」となってしまうこと間違いなしですが、何度か読み返してみることでその凄さと面白さを感じることができるようになっています。
個人的には5部と7部が好きです。
5部は全体を通してのメッセージ性、7部はシリーズを通しての疾走感と成長の様子を感じられるのが魅力的なのでおすすめです!
攻殻機動隊
近未来SFの傑作として名高い「攻殻機動隊」
デジタル化の進展を土台とする圧倒的な世界観と緻密すぎる設定が約30年前に書かれたということが信じられないようなものになっています。
それらは情報量が多すぎて一度読んだだけではまず理解できないほどのものです笑
何度も読み返して初めて作中で何が行われているのかがわかるようになり、その際には作者の構想力にただ感嘆してしまいます。
日本にとどまらず世界のSF作品に影響を与えているというのもこの作品のすごいところです。
あの有名な「マトリックス」にも攻殻機動隊の世界観がモチーフになっている箇所を見つけることができます。
そして作中で描かれる世界観は、近い将来本当ににこんな世界が来るのではないかと思わされるようなリアルなものになっています。
ちなみにアニメは原作を踏まえながら絶妙なストーリーが追加されており、こちらもとても味わい深く面白い傑作なのでおすすめです。
関連:【これ以上設定が細かいアニメはない】「攻殻機動隊」の魅力をご紹介【何が面白いのか】
まとめ
今回は何度も読み返したくなるような複雑な世界観と設定が深い漫画5選を紹介させていただきました!
かなり有名な作品ばかりになってしまいましたが、やはりそれだけ面白い作品であるとまざまざと感じることができます…
読めば読むほどその世界観にハマっていくような作品。
それは漫画の一つの醍醐味であったりしますよね。
少しでも気になったものがあったらぜひ一度(と言わず何度も笑)読んでみてくださいね。どれも超絶面白いので後悔はさせません…
この記事が皆さんが面白い作品と出会い、ますます漫画ライフを楽しむ一つのきっかけとなれば幸いです!