【“辛い”はチャンス?】逆境やストレスの意外なメリットをまとめてご紹介

人間関係
記事内に広告が含まれる場合があります。

一般的に逆境やストレスというものはネガティブに捉えられがち。

実際それらは辛く、苦しい側面があるというのもやはり事実です。

もしかしたら今現在苦しい状況にいるという方も多いのではないでしょうか。

しかしそんな逆境やストレスにも、実はポジティブな面があるということをご存知でしょうか。

それは「逆境でもがむしゃらにがんばれば、未来は開ける!」

なんて曖昧で精神的なものではなく、科学的なデータもある確かなものです。

しっかりと根拠のあるデータを確認してから、今感じているストレスに再度目を向けることで、現状を違った視点から捉え直すことができます。

そこで今回は、苦しい状況を乗り越えるヒントとなるような「逆境やストレスが私たちに与えるメリット」を紹介していきたいと思います!

今まさに先が見えない逆境の真っ只中にいる方が、今の状況を悲観して絶望するのではなく、現状をポジティブに捉えて、希望を感じられる助けとなれば幸いです。

それでは早速いきましょう!

逆境やストレスによるメリット

脳機能が向上する

ストレスの良い効果として最も知られているのが、この脳の認知力や記憶力、情報処理能力を高めてくれる効果かもしれません。

「ヤーキーズ・ドットソンの法則」では、人間の脳機能はある程度のストレスがかかっている時に最大化されるということが示されています。

これは実体験としても身に覚えがある方も多いのではないでしょうか。

具体的には、何も縛りがない状態よりも締切がある時の方が勉強できたり、簡単過ぎるレベルのゲームよりちょうどいい難易度のものに熱中してしまうなど。

これらからもわかるように、ある程度の逆境やストレスはかえって私たちの脳機能を高めてくれ、生産性の向上に役立ってくれます。

生産性を高く保ちたいという方はストレスを遠ざけるのでなく、むしろうまく付き合っていく方法を考えることが重要です。

精神的に強くなる

逆境を経験した人は、精神的にタフであるということも想像しやすい事実ですよね。

やはり逆境はメンタルを強くしてくれます。

なぜならそこを乗り越えたという経験が、それ以後のものの捉え方や問題にぶつかった時の心のあり方などに変化をもたらしてくれるから。

再び苦しい状況に見舞われても

「前もどうにかなったし、大丈夫でしょ」

と楽観的に捉えることができるようになるんですね。

これが案外バカにできません。

人は絶望する際には視野が狭くなり、目の前の物事しか見えなくなってネガティブに陥りがち。

しかし逆境を乗り越えたことがあるという経験が、自分を俯瞰的に客観視することを可能にし、精神的な強さやタフネスをもたらしてくれます。

人生の優先順位が明確になる

逆境や困難な状況にいるからこそ、自分の人生にとって必要なものが見えてくるということは往々にしてあります。

逆境にいる時は、得てして何をやるにも活力が出ないものです。

そんな中でも自分が必要だと思い、そのために行動を起こしたものに目を向けることで、自分の人生にとっての重要事項が見つかることが多いです。

ある意味で逆転の発想とも言えますよね。笑

しかしそんな何もないミニマルな状態を一度経験することで、自分の大事なものがわかり、今後の人生の方向性を考える大きなヒントになってくれます。

回復機能や免疫機能の向上、メンタルの良化

ストレスや逆境がこれらの効果をもたらすのは直感的には理解しにくいかもしれません。

しかしこれは、健康のためにはごろごろ寝ているばかりでなく、適度な運動をして体にある程度の負荷をかける必要があることを考えるとわかりやすいです。

何ごともストレスが無い怠惰な状態よりも、ある程度の刺激がある方がかえってメンタルは安定した状態であることができるんですね。

これは先述の「ヤーキーズ・ドットソンの法則」と似たところがあります。

適度なストレスが、身体的にも精神的にも良い効果をもたらしてくれるというのはちょっとした驚きですよね。

そう考えるとやはりストレスは悪いことばかりじゃありません。

他人との繋がりが深まる

辛く苦しい状況にいる自分とでも何もない状況の時と変わらず接してくれ、時には勇気付けてくれるような人は、自らの人生にとって絶対になくてはならない存在です。

何よりも大切にし、その繋がりを守る価値があるとも言うことができます。

こうしたかけがえのない関係を築ける人物は、逆境の時にこそ自然と炙り出され、目の前に現れることになります。

本当に大切にするべき人間関係がはっきりと明確化するというわけですね。

こう考えると、逆境であってもそれを人生における一つの必要なステージであると考えることができたりします。

良いアイデアの種になる

意外かもしれませんが、良いアイデアを生むのに逆境やストレスは必要不可欠なんです。

これ以上ないほどまでに様々な情報を集め、頭の中で考えに考えた上でもアイデアが浮かばない。

そんなある種の絶望を経験すること無しには、良いアイデアは生まれないと言われています。

こうした辛く苦しい状況の後、散歩中やお風呂に入っている時などの何気ないひと時にふっと良いアイデアは初めて生まれるんですね。

逆に言えば、良いアイデアを生むためには、この逆境やストレスを必ずと言っていいほどくぐり抜ける必要があるということ。

この苦しい状況の先に現状をガラリと変えるような天啓が待っているかもしれないと考えられると、「今」の捉え方を大きく変えることができますよ。

まとめ

今回は、逆境やストレスのメリットを紹介してきました!

ネガティブな面に注目されがちな逆境やストレスですが、実はそれと同様にポジティブな面があるというのはちょっと意外ですよね。

今まさに逆境にいて辛く苦しいという方は、この事実を頭に入れることで現状をポジティブに捉え直すことも可能です。

「何事も捉え方次第」

この言葉を頭の片隅に置きながら、あくまで絶望することなく目の前の人生を生きていきましょう。

この記事が、皆さんが逆境やストレスのポジティブな面に注目することで、辛い状況でも前に歩み続けられる一助となれば幸いです!