【生きづらいその気質を抱えどう生きるか】INFPの”欠点”を活かす方法を考えてみた

人間関係
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「普通」の人とどこか違うため、何かと話題になることも多いINFP。

INFPの人たちは一般的には短所と言われるような特徴を多く持っていると見られがちです。

そんなせいもあってか自分に自信が持てなかったり、自己肯定感が低い人が多い印象があります。

しかしそれらも見方を変えたり、対処法を持っておけば、逆にその性質を活かしたりすることができるというのも事実。

何事も活かし方次第です。

そこで今回は、INFPの「短所」の活かし方や対処法を考えた上で、どう生きればいいのかにまで踏み込んで考えてみたいと思います。

INFPであることを悩んでいたり、周りと同じにできず何とも言えない生きづらさのようなものを感じている方にぜひ読んでいただきたい内容です。

テーマがテーマということで、普段よりテンション低めの部分も多めですが最後までお付き合いいただければ幸いです。

INFPの欠点とその活かし方、どう生きるか

考えすぎてしまう

INFPは持ち前の想像力ゆえ、何事に対しても考え過ぎてしまう傾向があります。

これからの将来に関して必要以上に心配性してネガティブになってしまったり、

目の前に不機嫌そうな人がいた際に自分のせいなのではと考えてしまったりなどなど。

INFPのこうした点は人間関係において相手の気持ちがわかるという意味で、本来とても有益なものなのですが、いかんせん当の本人が気を使い過ぎて消耗してしまいがちです。

どうするか

そこでこんな時は自分でどうにかできることとどうしようもないことを分けて考えるのがおすすめ。

名著「嫌われる勇気」で語られている内容ですね。

自分が関わる全てのものに神経をすり減らしていては、あっという間に疲れ果ててしまうのがINFP。

なので良い意味でメリハリを持つことが大事になります。

あとは考えてばかりでないで、実際に行動に起こしてしまうことも有効だったりします。

頭で考えるのも大事ですが、実際に動いてみて初めて得られる気づきや安心感はとても多いというのも事実。

「百聞は一見にしかず」

この言葉を胸に、考えても埒が開かないと思ったら、割り切ってとりあえず行動に移してみましょう!

人見知り

INFPは基本的に人見知りをしてしまいます。

たとえ初対面の相手と表面上は仲良くできていたとしても、心の奥底では「自分」というものを隠していることが多いです。

まるでカードゲームにおいて、相手が早々に切り札を切ってきても、こちらは自分の手をいつまでも晒さないように。

自らの内面世界に何よりも重きを置くINFPは、これを見ず知らずの人に曝け出すことに大きな抵抗を感じてしまうんですね。

これが他の人からは人見知りとして映ってしまいます。

どうするか

しかしINFPに対して「会う人みんなにオープンに振るまえ」というのが無理な話です。

ここは「自分はそういう人間じゃない!」と開き直ることも必要だと個人的には思います。

INFPにとって人間関係は広さよりも深さ“。

本当に信頼できる友人や仲間を心から大事にするというのも一つの正解です。

自らにとってベストで居心地が良く感じられる規模の人間関係を築いていきましょう。

無口

相手から話を振られるまで基本的に自分から話をしようとしないINFP。

自分に関する情報を開示してもいいのは、本当に心を許している人だけだと無意識に考えてしまっていることが多いです。

大人数の集まりでは気づいたら自分だけ一言も話していない…

なんてこともよくあるのではないでしょうか。

活かし方

しかし、そんな時はいっそのこと聞き役に回るというのも一つの手だったりします。

人間は自分の話に興味を持って耳を傾けてくれる人のことを魅力的に感じるのだとか。

幸いINFPはあらゆることに好奇心を持つことができるので、人の話を聞いていてもそんなに苦にはならないんですよね。

「話すのが苦手なら、聞いてしまえ」

この精神でガンガン聞き役に回ってしまいましょう。

飽きっぽい

いろいろなことに興味関心を抱き、何でも試してしまうという好奇心を持っているINFP。

それは言い換えれば、一つのことになかなか集中し続けられないとも言うことができます。

目の前の作業をしながら、頭の中では次に何をするかを常に考えてしまうというのもあるあるですよね。

何かとひとつのことを極め「専門性」を求められるこの社会において、その欠如に悩まされてしまうということも多々あるでしょう。

「何か一つのことを極めたほうがいいのではないか」

そんな考えが頭を駆け巡ります。

どう生きるか

しかし、そのような時は自分に否定的になるのではなく、心の赴くままとにかく気になったものを片っ端から試してみるという姿勢を貫いてほしいと思います。

というのも、この世のあらゆる事象は一見関係のないことでも実はどこかで繋がっているということが往々にしてあるから。

それを自分なりの視点でまとめたり、新たに組み合わせて別の形で表現してあげるという手段によって、他者に貢献できるということもあるんですね。

これを続けていくことにより「あなただけの価値」が生まれ、結果的に世間でいうとこの「専門性」を獲得できたりします。

自らの興味関心の赴くまま、とことん気になることに首を突っ込んでいきましょう!

人と違う

一人でいることを好み、他の人があまり興味を持たないことにもガンガンのめり込んでいくINFPは、自ずと人と違う存在になりがち。

「自分の好きなことや考えていることはどうせ周りには理解されないのだから…」

とますます一人の時間が増えていくということもあるあるですよね。

下手をすると充実感の中にもどこか孤独感を抱き、毎日の中で寂しさを感じてしまうという方も多いのではないでしょうか。

どう活かすか

しかし、このようにして人と違う存在になることは本当にマイナスのことばかりなのでしょうか。

これはわかりやすい「オリジナリティ」とも捉えることができますよね。

そんな自分の独自性をぜひとも愛していただきたいです。

そして世の中にいる自分と同じような人に価値を届けてみるというのもあり。

一人でいる中で磨いた自分だけの”輝き”を何かしらの形を持って表現することで、社会に何らかの価値を届けるというのがINFPの性に合っているのではないかと個人的には思います。

「人と違う」ということは、INFPに課せられた使命であり、恩恵であるとも考えられます。

それを肯定的に捉えて思い切り活かすか、ネガティブに捉えて殺してしまうのかは自分次第です。

ぼーっとしがち

暇さえあれば、頭の中でいろいろな思考が駆け巡っているINFP。

はたから見れば、何だかいつも心ここに在らずで目の前のことがおぼつかず「天然」認定されてしまいがちです。

頭の中に全てがあってそれを形にするプロセスにあまり価値を感じないので、周りから見ると何もしていないクズや怠惰な奴のように映ることもしばしば。

INFPの長所は頭の中や内面的な部分に宿ることが多くて目には見えにくいという点があるので、こうした周りの判断を生んでしまうのですね…

どう活かすか

逆に言えば、これは想像力豊かであるとみることができますよね。

そんな自分の面をまずは否定せずに、しっかりと認めてあげることが大事です。

そして頭の中で浮かぶものそのままにするのではなく、何らかの形にしてあげる時間をとってあげるのが良いでしょう。

文章や音楽に動画、アートなどなど。

こうしたさまざまな形で頭の中を表現することで、INFPの想像力に価値を与えてあげることが可能になります。

「大切なものは目に見えない」

という「星の王子さま」の名言がありますが、この言葉の通りに自分の内側にあるものの価値を信じてあげることがINFPにとっては大事になります。

孤立しがち

人といるとどうしても息苦しさや気疲れを感じてしまうINFPは、気づいたら一人になって単独行動をとってしまいがち。

これはどうしようもないんですよね。

なぜなら強がりなどではなく、心底一人でいるのが心地良いのだから。

もちろんたまに友達などと過ごすのも好きなのですが、それはあくまで一人でいるための息抜きやリフレッシュ程度のもの。

こっちがメインになることはまずありません。

何にも縛られず自分の好きな時に好きなことに没頭できるというのが、INFPにとって何よりの幸せです。

誰かといるとどうしても深い思考に入ることができず、浅く薄っぺらい時間が過ぎていると感じてしまう方も多いのではないでしょうか。

どう捉えるか

「成長には一人の時間が必要不可欠である」とよく言われます。

やはり自分だけのオリジナルの価値を育むためには、人と群れてばかりではいけないんですね。

人間は良くも悪くも周りに染まってしまう生き物です。

人といるとどうしても集中しきれない人種であることを認めた上で、一人の時間をネガティブに捉えるのではなく、自分を成長させてくれる時間と捉え直してその時間を楽しんでみるのがおすすめ。

「一人でいるのも悪くない」

そう思えるようになったらこっちのものです笑

感受性が強すぎる

周りの情報への感受性がめっぽう強く、他の人には全然気にならないことまで気になってしまうのもINFPの特徴。

すれ違う人の視線や周囲の音や光などにまで敏感に反応してしまうということも多いはず。

そのためなるべく外界の刺激を避けるために、自分の家に引きこもりがちになってしまったり、外出しても人通りの少ない道を選んで歩いくというのもあるあるですよね。

どうするか

しかしこの感受性の強さは言い換えれば、多くの人には気付けないところまで何かを感じとることができるとも見る事が出来ます。

音楽や映画、小説などの芸術や大自然の綺麗な風景に日常の小さな幸せなど、何気ないものをフルに味わう事ができるのはINFPの特権とも言うことができます。

しかしどうしても刺激が気になってしまう場合は、いっそそうした情報をシャットアウトしてあげる時間を取るのも大事でしょう。

疲れたらアイマスクをして休んだり、イヤホンをしてゆっくり好きな音楽に浸るなどして自分の心地よい環境を作り出す。

これらをうまく使うことで、適度にリフレッシュの時間を取りながら心地よく日々を生きていきましょう笑

浮世離れ

INFPは社会的に価値があるとされる「生産的」なものにあまり価値を感じない傾向が強いです。

地位や名声を得ることや大金を稼いだり、ビジネスを当てることなどがその良い例でしょうか。

一般的にはそうしたことが当たり前で良いものと考えがちですが、INFPはまた違った次元に「良さ」を見出しがちです。

自分の好きなように過ごせること、限られた人生をより有意義にしてくれることなどを目指して日々邁進します。

こうしたINFPの態度は世間的に浮いてしまい、時には「社会不適合」「クズ」「理想主義者」などと非難されることもしばしばなんですね…

どう生きるか

これもある程度は仕方のないことと割り切るしかありません。

INFPは多くの人々と違った価値基準を持っているのですから。

これを歪めてしまうことは、INFPにとって不幸まっしぐらになることを意味します。

世の中の「生産的」なものに重きを置く人にはそちらを担当してもらい、INFPは自らが価値を感じるものを極めた上でその成果を社会に還元する。

人には得意不得意なこというのが、どうしてもあります。

そのことを認めた上で、社会において互いの欠けている部分をうまく補い合うことが全体としては合理的かつ建設的な判断でしょう。

自分の得意なことや好きなこと、心から価値を感じることに脇目も振らずに没頭する。

この意識を持つことで、INFPの存在意義や社会における役割を見つける事ができるのではないかと個人的には思います。

まとめ

今回は、INFPの短所の活かし方とそれを踏まえてどう生きるかについて考えてきました。

何かと孤独感や生きづらさを感じてしまいがちなINFP。

「人と違う」ということは私たちを常に悩ませます。

周りに自分と同じような人間がいないとこの感覚はなおさら強まるでしょう。

しかし世の中には同じような人がいるということが分かれば、精神的に少し楽になれるのも事実です。

そして何事も表裏一体であるというのも世の中の常。

一般的には短所や弱みと言われることも必ず活かしようがあり、またそれを許してくれる環境が存在します。

そこにたどり着くための旅だと思えれば、毎日もいくぶんか楽しくなること間違いなしです。

この記事が、INFPの方が自らの捉え方を改め、よりよく生きていくための一つのヒントとなれば幸いです。