もはや我々の日常に欠かせない漫画。
その魅力の一つに、知らない世界について勉強するきっかけとなってくれるというものがあるでしょう。
その中でも科学や技術の世界は、私たちの日常生活に深く根ざしながらも、時として遠い存在のように感じられることがあります。
しかし漫画を通じてならば、この距離を縮め、複雑な概念をわかりやすく、そして魅力的に触れることができます。
そこで今回は、単なるエンタメを超えて理系の世界へと誘ってくれるような5作品を紹介していきたいと思います!
それぞれが科学や技術の異なる側面に光を当て、知的好奇心を刺激してくれること間違いなし…
それでは早速いきましょう!
理系の世界に触れられる漫画5選
Dr. STONE(ドクターストーン)
アニメ化もされている人気作「ドクターストーン 」
謎の現象により全人類が石化してしまった世界を舞台に、科学少年・石神千空が科学の力で文明を復興していくSFサバイバル漫画です。
化学、物理学、工学など、幅広い科学分野が登場し、読者は楽しみながら科学の基礎知識を学べます。
身近なものがどのように作られているのかを知ることができるのも面白かったりします。
特に化学・物理に興味のある方におすすめの作品です。
チ。―地球の運動について―
中世ヨーロッパを舞台に、地動説(地球が太陽の周りを回っているという説)を追求する学者たちの姿を描いた「チ。―地球の運動について—」
物語は地動説を証明するための実験や観察、理論の構築など、科学的探求の過程がリアルに描かれています。
また当時の科学的知識を基にした緻密な設定も特徴で、中世ヨーロッパの科学の発展史についても学ぶことができます。
地動説が異端とされた中でも、その正しさを証明しようとする人たちの姿からは、何かしらの勇気をもらえること間違いなしです。
プラネテス
SF漫画の代表作「プラネテス」
宇宙開発が進んだ近未来を舞台に、デブリ(宇宙ゴミ)回収員の日常を描いた作品です。
宇宙環境における技術や宇宙開発の現実的な課題が非常にリアルに描かれています。
そこからは将来における宇宙開発やそこでの生活に思いを馳せることができます。
宇宙工学や天体物理学の要素が随所に散りばめられており、宇宙科学・工学に興味のある方に特におすすめです。
宇宙兄弟
宇宙飛行士を目指す兄弟の成長を描いたヒューマンドラマ「宇宙兄弟」
宇宙飛行士の訓練や宇宙開発の歴史など、宇宙に関する深い知識を学ぶことができます。
宇宙開発の現実的な側面や、宇宙飛行士に必要な科学的知識、技術的スキルが詳細に描かれており、物語を通じて宇宙開発の世界を疑似体験できます。
宇宙開発・航空宇宙工学に興味のある方はもちろん、仕事へのやる気をもらいたいという方にもおすすめの作品です。
攻殻機動隊
サイバー技術が発達した近未来社会を舞台にしたSF作品の金字塔「攻殻機動隊」
人工知能やサイバネティクス、脳科学などの先端技術が物語の中心となっており、テクノロジーと人間性の関係について深く考えさせられます。
また人間と機械の境界、人間の意識や魂の存在について深く探求しているのも面白い所。サイボーグ技術が進化した世界で、人間性とは何か、意識とは何かという哲学的な問いが物語の根底にあります。
AIや神経工学などの発展が確実視される、これからの世界を考える上でも大いに役立ってくれること間違いなしです。
まとめ
今回は、理系の世界に触れられる漫画をまとめて紹介してきました!
これらの漫画は、単なるフィクションを超えて、現実世界の科学や技術との架け橋となっています。
各作品はそれぞれ異なる科学分野にフォーカスしているので、興味に合わせて選んでいただければと思います。
これらの作品を読むことで、理系の知識を深めるだけでなく、科学技術が私たちの生活や社会にどのような影響を与えているかを考えるきっかけにもなるでしょう。
また理系の道を志す方にとっては、将来の可能性を示唆する貴重なインスピレーションの源となるかもしれません。
これらの作品が知的好奇心を刺激し、新たな学びや探求の扉を開くきっかけとなればと思います。
この記事が、皆さんが漫画というアクセスしやすい媒体を通じて、理系の世界の魅力を発見し、科学や技術に対する興味を深める一つのきっかけとなれば幸いです!